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寧夏銀川 観光ガイド

寧夏 銀川 観光ガイド

銀川市(ぎんせんし)は中国北西部の寧夏平原の中央部に位置し、東にはオルドス山脈、西には賀蘭山脈がそびえ、市内には黄河が流れている。地形は平坦であり、南西から北東にかけて徐々に傾斜し、平均標高は1,100メートルある。

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銀川は現在、3区2県1市を管轄し、総面積は9,025㎢(鹿児島県と同程度)である。総人口が288万(2022年)、多民族都市で、中国の中でもイスラム教徒が多く住む都市であり、回族のほか漢族、満州族、モンゴル族、朝鮮族など26の民族が居住している。イスラム教徒である回族が多く暮らす町。銀川は東西に長くひろがって、東郊外には南から北へ黄河が悠々と流れ、北には万里の長城が延びている。長城の北側は内モンゴル自治区。銀川一帯はオルドスと呼ばれるエリアで、紀元前から遊牧民族と中原の歴代王朝が覇権が争った場所である。歴史上銀川が最も栄えたのは12世紀の西夏王国時代であった。当時は興慶府と呼ばれ、現在の寧夏回族自治区、甘粛省、内モンゴル自治区などを支配下においた王国の都として繫栄を誇った。井上靖の小説「敦煌」はこの西夏の建国期が舞台となっている。銀川の市区は新城と旧城に分け、新城は工業地区あ。旧城は歴史遺跡が多く、宮殿、楼閣、寺院、仏塔、モスク、長城跡など60以上の名所がある。特に「中国のピラミッド」と呼ばれる西夏古墳群が著名である。銀川は黄河文明、西夏王国、イスラム文化が混じり合う、多様性に満ちた交流・交易都市である。国家歴史文化名城に指定されている。

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中国国務院は、銀川市を「一帯一路」の重要な結節点として、西部大開発戦略の重要なゲートウェイと位置付けられるている。広域インフラ整備によって同市の「高速道路密度」は現在、中国35位となっている。中央アジアなどへ向かう国際貨物列車も定期的に運行している。近年では、都市機能を高めるため、デジタル化にも力を入れており、「デジタル銀川」プロジェクトが進行している。中国・アラブ諸国博覧会の常設会場にもなっている。