昆明(こんめい)とは、中国南西部の高原地帯にある雲南省の省都です。 人口は約4693万人。少数民族も多く住んでいます。標高約1900メートルに位置している。 年間を通じて穏やかな気候で緑が絶えないことから春城と呼ばれている。東南アジアやチベットに接し、少数民族が集まる雲南省は、豊かな自然と多様な民俗が人気を呼ぶ世界的な観光地である。
昆明の歴史は古く、旧石器時代の3万年前には滇池周辺に古代人が住んでいたことを示す遺跡がある。紀元前3世紀に楚の将軍荘蹻が滇国を建国した。紀元前109年、前漢の武帝は国王に滇王之印を与えて正式な国家として認めた。その後、南韶国の時代にはその東都として栄えた。1254年、フビライハンが派遣したモンゴル軍に占領され、やがて元朝が成立すると雲南行省が設置され、この地は昆明県と呼ばれるようになった。

昆明の市街地はおもに環状路によって囲まれた部分で、デパ-トなどの商業施設は東風広場西側の南屛街周辺に集まっている。正義路の西側は昆明老街という古い建物が残るエリアで雲南の土産物やペット、植物などが売られている珠宝花鳥市場や景星花鳥珠宝世界もここにある。翠湖公園周辺には雰囲気のあるカフェや茶館が多い。また、雲南大学周辺の文林街や、文化巷にはカフェやレストランが多く、おしゃれな若者や、留学生、外国人で賑わっている。