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張掖(ちょうえき / チャンイエ)

中国の甘粛省西部の都市、旧名は甘州。張掖とは「国の臂掖を張り」(『漢書』地理志の応劭注)、西域に通じるという意味でつけられた名前だという。張掖市は河西回廊中部に位置し、東は武威市、金昌市、西は酒泉市及び嘉峪関市、南は祁連山脈、北は合黎山及び龍首山と内モンゴル自治区に接する。市域内には砂漠、ゴビ、草原、原始林など多様な自然景観がある。

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古くからは河西回廊地帯中部の要地で、いわゆる河西四郡の一つとして、酒泉、敦煌、および武威郡とともに、紀元前2世紀末ごろに、霍去病が匈奴を破り、前漢の武帝によって張掖郡がこの地に設けられて以来、河西回廊の要衝として栄えた。五胡十六国時代には、北涼(ほくりょう)の段業(だんぎょう)(?―401)や沮渠蒙遜(そきょもうそん)(368―433)がこの地に都を置いて後涼や西涼と争った。7世紀初頭の隋の時代に張掖郡は甘州(かんしゅう)と改められた。

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現在は蘭新線が通り、河西回廊一帯の綿花、穀物の集散地となっている。毛織物綿織物皮革工業が盛んである。漢族、回族、ユグル族、チベット族など26の民族が住む。