張掖丹霞地形は600万年前に形成され、張掖市臨沢県、粛南県に位置する。マルコ・ポーロの東方見聞録でも知られるシルクロード河西回廊の町張掖より約50kmほど離れた場所に、張掖丹霞地貌という赤い堆積岩で形成された美しい縞模様の地層が見られる広大なカルスト地形がある。

中国語で「丹」は赤・朱色を意味し「霞」は夕焼けなどで空が紅色に染まる現象、または雲が鮮やかな色に染まる「彩雲」のことを表す。その名の通り、夕陽を受けて大地が徐々に紅く染まっていく様子はまるで異空間にいるかのような美しさ。多彩な形にうねる地層が大地に見事な赤のグラデーションを生みだし、沈みゆく夕陽が大地に陰影を描いてくる。その光景は中国のグランドキャニオンとも称されるほど。
この張掖丹霞地貌、実はごく最近の2002年に発見されたばかりの中国でも知る人ぞ知る絶景スポット!シルクロード観光として有名な敦煌を訪れる際に立ち寄るなど、徐々に観光客が増えているようである。

張掖氷溝丹霞
張掖氷溝丹霞は、七彩丹霞スポットから12キロ離れている。壮大なスケールの風景が広がって、 様々な種類の地質景観に恵まれている氷溝丹霞は、大自然の創造力により、かなり雄大である。大自然の鬼神が斧をふるって長い歳月をかけて作ったような、極めて優れ、そしてユニークな地形を楽しむことができる景勝地である。

シャトルバスで小西天と大西天へ行ける。大西天のポイントは、極楽宮、婆娑宮、瑠璃宮、仏母金剛、左旋法螺、金駝情深などがある。この辺りの丹霞は、近くの七彩丹霞スポットと比べて、色が単一で、変化もそれほど大きくないであるが、形は独特で、規模も大きくて立派である。そして、開発されたのは最近なので、観光客の数は少なく、静かに観光できる。通常、観光時間は2~3時間ほど掛かる。

張掖七彩丹霞/張掖七彩山
ここは梨園川と互いに引き立て、独特な自然景観を備えており、観光客の心を引きつけており。代表的なスポットと言えば、七彩霞谷、七彩塔、七彩屏、火の海、七彩練、瑠璃峰、七彩瑚、七彩マシュールーム、大帆立などが挙げられる。山頂に登って、周りを見渡すと、山々、河川、天園、村、煙、などが見え、まるで絵のようである、心が癒されるようになる。

張掖七彩丹霞には五つの名所がある
1番展望台:日没を楽しめる一番よい場所。
2番展望台:最も高い鑑賞場所。ここまで20分かかるが、全景が見える。
3番展望台:最も赤い丹霞で、あの丘はオレンジの色をしているが、夕日が最も綺麗に見える。
4番展望台:日の出を楽しめる一番よい場所、刀の山、火の海の全貌が見える。
5番展望台:日没と日の出を楽しめる最もよい場所で、4番と違ったのはここが刀の山、火の海には非常に近い。