アスターナは、ウイグル語で“憩の場所”。カラ・ホージャ古墳群とも呼ばれる。高昌古城の北約4km、前方に火焔山が見上げる高昌貴族の地下墓群。東西約5km、南北2kmの広大なエリアに、およそ600の墓があるとされています。ここにある全ての墓は、斜めの参道と地中にある墓室を持っており、平面的には「甲」字形をしているのが特徴である。
高昌国住民と唐代西州住民の墓地群で、墓室からは漢や唐代の文献、織物、農作物、薬など貴重な文物が発掘された。これらは高昌国の歴史研究にとって貴重な資料である。
出土した資料によると、最古の物は紀元273年、最も新しい物は紀元778年の物とされる。現在、210、215、216号のの3ヶ所が見学できる。210号墓にある夫婦のミイラは必見。