麗江古城（れいこうこじょう）は雲南省北部に位置し、万年雪を抱いた玉龍雪山の麓に広がる納西族の街であります。納西族は、チベット系の少数民族で、トンパ文字や、ナシ古楽など独特の文化をもっている。

麗江古城は、元代初期に創建され、現在もその繁栄は続いており、「四方街」という繁華街には、青黒いつるつるした石畳で出来た狭い路地が迷路のように続き。道路沿いには民家や商店が並び、各家の前には水路が流れ、柳の木が植えられ、数百年前と変わらない風情が残っている。

「四方街」は以前の都の中心で、かつて交易の中心地であった。今でもそれぞれ違う方向へ向かう道が四方八方に伸びている。ここに居住する納西族は伝統文化をよく残しており、彼らの民俗衣装も独特のもので一見の価値がある。古い町並みが整備、保存され、水郷の様相を呈し、入り巡った路地にはきれいな石畳が敷かれ、水路が古城を潤している。水墨画のような水と山と街並みのコラボレーションを演出している。