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パンコル•チョーデ(白居寺)

パンコル•チョーデ(白居寺)はギャンツェ県(江孜县)東北部に位置し、標高は3900m、ギャンツェ市街地北西部の岩山を中心に造られたパンコル•チョーデは、1418年にギャンツェ在住の僧侶が共同して創建下したと伝わる寺院。

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当時チベットでは、ツオンカパによるチベット仏教の改革が進められ、ガンデンコンバやデプンコンパなど、チベット仏教を代表する寺院が各地に建立された時期であり、ギャンツェでは、名君が続けて実権を握ったことで、文化的にも経済的にも寺院建立の基盤は整っていた。創建当初は、サキャ派に属する寺院であったが、後にはサキャ派(萨迦派)

、ゲルク派(格鲁派)、シャル派(夏鲁派)など各派が共存する仏教研究の中心地として発展した。

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正門をくぐると広場があり、正面にツオクチェン(大集会堂)が見える。1階には大広間があり、僧侶の修行場となっている。その奥には、本尊である三世仏が安置されている。また、2階には巨大な壁画マンダラや、立体マンダラがある。

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ツオクチェン(大集会堂)の西側には、白く巨大な仏塔(ストウーバ)が立っているが、これが有名なパンコル•チョルテン(別名ギャンツェクンブム)。高さ34mの仏塔の内部には77も部屋があり、内部に収められた仏像やや見事な壁画を見学することもできる。最上階からはギャンツェの街並みや周囲の景色を堪能できる。

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パンコル•チョーデは塔と寺の2構造を持つ典型的なチベット仏教の寺院建築であり、寺の中に塔があり、塔の中にさらに寺があります。これは13世紀末~15世紀半ば、シガツェにおける寺院建築の典型的な造りであり、唯一、寺塔とも完全に保存された大型建築群でもあります。また、地形をうまく利用した建築配置と「十万仏塔」を持ち、チベット仏教各教派に対する高い包容力で人々に「チベット塔王」と称され、敬仰されて、そして独特の建築や彫塑、壁画などの芸術性も高く評価されている。