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カロー・ラ氷河 (卡罗拉氷川)

カローラ氷河は、チベットの四大高峰四大神山のひと【ノジンカンツァン】と表記(乃欽康桑峰)の南斜面にあり、乃欽康桑峰の山頂の標高は7191m。ナンカルツェ(山南市浪卡子)県とシガツェ(日喀則)市江孜(ギャンツェ)県の境に位置する。

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中国の青蔵高原は、大部分の地域が標高4000mを超え、南極と北極を除き、地球上で氷河が最も広範囲に分布していることから「アジアの給水塔」と呼ばれている。アジアの主要河川の多くが青蔵高原を水源地とし、中国ひいてはアジアの重要な生態安全障壁となっている。西蔵自治区はここ数年、生態安全障壁の保護と構築を積極的に推進。河川、湖沼、飲用水の水源地などの水域の生態環境と水の安全を保護し、アジアの給水塔をしっかりと守っている。

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ヤムドク湖から標高4330mのスミラ峠(斯米拉)を越えると氷河の先端に着き、ここでカローラ氷河が目の前に現れる。深い谷、押し寄せる氷河、どこまでも続く尾根、見渡す限りの山々など、せり出した氷河の先端が落ちてこないかと心配になるくらいの圧倒的な迫力である。しかし、地球温暖化の影響でこのドラマティックな風景は少しずつ変わっている。15年ほど前は道路の辺りまで一面氷河に覆われていたが、現在後退中である。あと、峠を過ぎてしばらく荒れ地を走っていると、真後ろにこの氷河を含む真っ白な雪山がそびえているのが見える、見逃せない思い出に残る壮大な景色を眺めることができる。