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成都杜甫草堂

詩聖として名高い唐の詩人杜甫(712~770年)は、安禄山の乱によって759年、成都に避難することになった。翌年からは友人の助けを得て、成都の西郊外、浣花溪の畔に庵を建てた。その後杜甫は4年あまり成都に住み、240編以上の詩を作り、その生涯でもっとも充実した時期を過ごしたともいわれる。その住居が杜甫草堂。

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現在の建築物群は1811年(清の嘉慶16年)に修復されたものがもとになっている。草堂の中心は詩史堂で、両側は陳列室となっている。杜甫の肖像画が祀られ、歴代の有名人が書かれた書物が陳列されている。祠の東側には「少陵草堂」という石碑が建つ。

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杜甫草堂(とほそうどう)の博物館には貴重な資料が3万冊以上、文物も2000件以上保存されていまる。宋、元、明、清の時代に杜甫の詩を彫刻したもの、影印本、写本及び近代の様々な印刷物、そして15種の言語の翻訳本がある。朝鮮、日本に伝わった120余りの中国語版も保存している。これらには杜甫研究に有用な史料が多数収蔵されている。