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敦煌博物館

敦煌は漢代からシルクロードの要衝として多くの人々が行き交った。明代以降、敦煌は沙の中に埋まり、歴史の記述から消え去る。1900年に、莫高窟での敦煌文献の発見を契機に敦煌が蘇った。

敦煌博物館は1979年10月に開館し、面積が7500㎡、六の展示ホールにシルクロード風情の溢れる文物が時代順に展示されている。中庭のシルクロードの隊商像が特に目立っている。

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現在博物館には、13355件の遺物が所蔵されている。その種類は石器、陶器、銅器、鉄器、陶磁器、金銀器、生活用品、生産工具などに分類されている。敦煌文献、莫高窟出土品など数多く貴重な文物が展示されている。敦煌文献は、9世紀より10世紀の頃の、仏教寺院や都僧統関連の文書が大半を占めている。そこに、公文書類や民間契約文書なども混在している。中には、6世紀から8世紀の唐朝治下の時代の文書類も含まれている。一方、中央アジアの文書には、公文書が多く含まれており、高昌国時代の文書も見られる。現在、各文献は、世界各国に分散されており、大英図書館やフランス国立図書館、中国国家図書館などにも所蔵されている。日本にも、龍谷大学や個人蔵などの文書が見られる。

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第一展示室は敦煌と長城に関する展示。第二展示室は原始時代、漢、魏晋南北朝、宋、元、明、清にいたる各種の文物展示。第三展示室には莫高窟17窟から出土した当時の天気予報、妙法蓮華経、古藏文写経の各模写品、同じく莫高窟出土の蓮の花や巻草文様の刻まれた床石のほか、清代の官吏が着ていた服などがある。敦煌旅行では見逃さない博物館である。