鳥の巣

鳥の巣は第２９回オリンピック大会の主会場であり、北京オリンピック公園の内に位置して、北京の中枢線北端の東にある。建築面積は２５．８万平方メットルで、敷地面積は２０．４万平方メットル。２００８年オリンピック大会開催期間中、開閉幕式陸上競技や男子サッカー決勝などの試合はすべてここで行われた。観客席は十万個もある。

鳥の巣は、デザインが珍しくて、構造が斬新的である。外観は枝で作られた鳥の巣のように見える。その灰色の鉱質のような鋼網が透明な膜材料で覆われている。中国伝統文化中での透かし彫りの技法、赤色の輝きと情熱、そして最先端的な鋼構造の設計は完璧に融合されている。一連の輻射式扉式の鋼の構造がお碗の形をしている座席エリアを囲まれて回転している。

オリンピック大会閉幕後、八万人が収容できて、重大なスポーツイベント、および非競争イベントの各種さまざまな試合はここで開催されるようになった。鳥の巣は、常に全国でも有名なスポーツとエンターテイメントの会場として利用されている。

水立方

中国国家水泳センターは「水立方」（Water Cube）とも呼ばれ、北京オリンピック公園の中にある。2008年の北京オリンピック大会の際に建てられた水泳競技の施設であり、また2008年北京オリンピックの代表的な建築物の一つでもある。

水立方と俗称「鳥の巣」と呼ばれる北京国家体育館（国家スタジアム）は北京市内を分断する中心線の北の両端にあり、両者が北京の歴史文化都市のイメージをなしている。建坪は65000-80000平方メートルで、うち地下部分の面積が15000㎡以上ある。水立方の表面は細胞の配列と石鹸の泡のようなデザインになっている。最も人の目を引いたのは水の泡のような外壁である。この外壁は透明で、館内にはよっり多くの光を取り込む役割を果たしている。

館内は数階に分かれており、対称的に並んだ観客席からは見通しがよく、建物の白がプールの青にとても映えています。2008年のオリンピック大会の期間中、水泳、飛び込み、シンクロナイズド・スイミングなどの競技は「水立方」で行われた。館内は17000人の観客が収容できる。

オリンピック後には「水立方」は水泳、運動、レクリエーションを楽しむ総合的な国際レベルのスポーツセンターになっている。