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懸空寺(けんくうじ)

懸空寺は、大同市中心から南東に約65kmにある仏教道教儒教を一体化した寺院である。その名のとおり空に懸かったかのように、切り立った高い岩壁の中腹に張り出すように建っている。全部で約80体もの仏像が祀られた10棟ほどの建物が、細い桟道で繋がった独特の構造。

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北魏末期(6世紀)に創建され、その後何度も修繕を重ねた。懸空寺は地上60メートルにあり、最も高く位置した三教殿は地面から90メートル離れている。懸空寺には主要な建物が6つあり、これらは木製の桟道で結ばれている。寺内には多くの塑像が置かれていますが、三教殿には仏教の釈迦道教の老子儒教の孔子の像が並んでおり神々しい姿を拝める。現存する建物は明清代に修繕されたものである。

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懸空寺の建築的特色といえば、「奇、懸、巧」三つの文字にある。

「奇」とは、断崖に引っかかるように建てられたことに由来。上に突き出た岩は傘の役目をして、寺を大雨から守る。場所が高いため、浸水の心配はない。また、周りの山々も強い日差しを遮ることもできる。優れた地理条件によって懸空寺はよく保存されてきたのである。

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建築的特色で次に挙げられるのは、懸空寺の「懸」である。この懸空寺には大小40の部屋がある。寺を支えているのは、断崖に深く差し込まれた横木の梁である。これらの梁は、地元の特産であるツガの木材にの桐油をつけていたため、シロアリの心配も無かった。懸空寺は千年にも持ち堪えるのは、奇跡ではなく、古代職人の知恵に恵まれている。

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もう一つの特色は、「巧み」。これは主にこの寺建立の際、地元の条件に基づき、断崖絶壁の自然的配置と、必要とされる寺の各部分の建築特徴に基づき、巧みに設計されたことである。