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大同 応県木塔

応県木塔(おうけんもくとう)は、1056年(遼の清寧2年)に創建された木塔。もとの名は仏宮寺釈迦塔。大同市区の南約の60kmの応県にあり、現存するこの高さの木製の塔としては、かなり古いことで知られる。

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高さは67.13mの塔は、外側から見ると八角5層に見えるが、内部は1層ごとに暗層(中に層)が付きの構造で、全体は9層になっている。塔は高さ4mの2層の台の上に築かれており、内外多くの柱と梁により組み上げられて強度を高めている。各層の中央には仏像が置かれている。この塔が建てられて200年余り経った元代に大地震が起きた、他の建物がほとんどう倒壊してしまったが、この塔だけはびくともしなかった。これまで967年が経って数十回の大地震に耐えてきましたことは当時の匠たちの知恵のおかげである。

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木塔の建造には釘1本も使わずに、ほぞあなで組み立てられ、54種類の斗栱(ときょう、ますぐみ)が確認されており、240組それぞれ違った様式の斗栱を組み立て数千トンの建物を支えている。「斗栱の博物館」とも呼ばれる、中国で現存する最大の純木造楼閣式建築である。中国古代建築の至宝、世界の木造建築の手本とも言える。1961年に第1次全国重点文物保護単位(国宝重要文化財)に指定された。