象鼻山(ぞうびざん)は、景色が美しく、桂林山水のシンボルで、世界中から親しまれている。象鼻山は漓江とその支流である桃花江の合流点にある。象が鼻を伸ばして漓江の水を飲んでいる姿に見えるで、その名が付いた。水面からの高さは55m、全長108m、幅100m。山頂に登ることができ、市内を見渡すこともできる。
水月洞
象の鼻と足の間に自然の力で形成したドームが水面に映ると美しい満月のように見えることから水月洞と呼ばれる。ドームのは長さ17m、幅9.5mある。辺りが一面に赤く染まる夕刻から満月が登るまでに見える象鼻山が「象山水月」と言われる、桂林山水の一番の絶景である。
象眼岩
象眼岩は象山の山腹の南北両側に位置し、相互に繋がっている。高さは約2mで、幅は5~10mで、長さ52.8m。ここはもともと地下水路で、水月洞よりも早く形成されたと言われ、象の目の部分に当たるので、その名が付けられた。
曇峰寺
唐の8世紀に鑑真和尚が日本に渡ろうとしたが五回も失敗し、その時に福建から広東を経由して桂林に辿り着いた。象山の曇峰寺に一年以上滞在し、その間多くの仏教徒が鑑真和上から受戒を受け、桂林の仏教の歴史における一大盛事であった。